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  ・第3回

2008.04.08 桜が満開です

桜の季節になりました。頬をなでる風も気持ち良くなってきましたね。
さて、今回は、まずは皆様に謝罪を申し上げなければなりません。
まずは私の一言目、二言目を読んで下さった皆様、かなり愚痴っぽい、過激な表現がございました事を
お詫び申し上げます。一部の方には大変気分を害されたであろう事、非常に反省致しております。
また、そのようなご指摘・苦情を頂いた方々、申し訳ないと共に、ありがとうございました。感謝致します。
一部文章を訂正して掲載し直しましたが、ご意見のございます方はメールにていただけますと幸いです。
また、2008年3月26日、弊社がプロデュース、およびスポンサーとして 関与した初作品を、
同人委託販売という形で発売した事、同人作品にしたにもかかわらず弊社の商品であるかのような
表現をしてしまった為に、大きな誤解を招いてしまった事、反感をかってしまった事、ジャケットに
クリプトン・フューチャー・メディア社様のキャラクターの二次創作の絵を使用した事に関しまして、
企業倫理に反する行動を取ってしまった事、深く反省致しております。この事態を重く受け止め、
今後の活動に活かしたいと思います。社会的信用を失ってしまった事もしかと受け入れます。

また、3月26日に発売したにも関わらず、皮肉にもその2日後に全国流通の許可が下りた為、
さらに皆様に大変混乱を招きました事、お詫び致します。来週の出荷分に関しては止められません
でしたので、それをもちまして委託販売分は初回版と位置付け、完売とさせていただきます。
追加でプレス手配してしまっていた物に関しては弊社の方で責任を持って処分致します。
もちろんクリプトン・フューチャー・メディア社社様には報告のメールを入れております。
改めまして、弊社からの正式な商品につきましてはジャケットを差し替え、バーコードを記入して
全国へ流通させて頂きたいと思います。通常版と位置付け、CDの収録内容については変わりません。
また、オリコンチャートにも集計されますので、応援して下さる皆様は是非購入頂けると幸いです。

さて、今回は皆様からのご質問の多い事項にお答えしていきたいと思います。
現状、発表しているアーティストがdorikoのみの為、ボーカロイド関係が多い事をご了承下さい。

・クリプトン社とのやりとり
 基本的に、弊社からの状況は全てクリプトン社様側に事前に連絡を差し上げて行動しております。
 曲に関して流通の許可が下りていなかった段階で、同人作品として委託販売する旨も伝えております。
 ただし、同人作品に関しましては、弊社製品とは考えておりませんでしたので、使用するジャケット等の
 事前連絡はせず、他の同人作品に右に倣えで行動を起こしてしまいました。ここで、企業が介入する
 旨を正式に発表するのを控えるか、介入する事を発表するのであれば、ジャケットは無理にでも変える
 べきでした。こちらは、dorikoとイラストを担当して頂いたnezuki氏の意志を尊重した形になります。
 私が折れた形となりました。また、タイミングも悪かったとかなり反省・後悔を致しております。
 ちなみに、既に発見された方がいるようですのでばらしてしまいますが、CDジャケットの彼女は、
 ニコニコ動画に掲載されていた元絵よりも、胸が小さくなっております。そんな下らない小さな事も、
 3人で真剣に打ち合わせをしてきたのです。真面目に下らない議論をしている姿が笑えますよね。
 そんな事も含めて、やはりあの作品は3人のサークルでの同人作品であった事、ご理解下さい。
 私のレーベルの一作品だと位置付けてしまいましたが、法的には弊社製品ではございません。

・二次創作について
 ニコニコ動画様がJASRAC様と契約締結されましたね。喜ばしい事です。ただ、これは弊社が
 思っていたよりもずっと早く実現されました。また、その他の動画投稿サイトや自サイトでの掲載要望も
 ございます為、改めて弊社も二次創作についてのガイドラインを熟考し、作成し直しております。
 しばらくお待ち下さいませ。
 ただ、基本的に「ボーカロイド」を用いた楽曲については、二次使用、三次使用は認める方針なのは
 変わっておりません。JASRAC登録も致しません。
むしろ二次創作は歓迎致します。また、Remixや
 歌ってみた物、PV創作などは是非ご連絡頂ければ、真剣に拝見させていただきます。
 時には、正式にこちらからデザイナースカウトやPV作品採用をさせて頂く場合もございます。
 皆様、是非是非活用してやって下さいませ。

・利益配分について
 これは、バンド様がスタジオに入ってレコーディングをされる場合と、DTM/DAW環境が充分
 お揃いで、アーティスト様側でマスタリング行程まで可能かどうかによって変わって参ります。
 要は、弊社が原盤制作に投資した金額などによって変動致します。ですので一定ではありません。
 ただし、ボーカロイドに関しては私がボーカロイドのファンであり、ユーザーでもある故、
 これを用いて作った名曲たちを一般に広めたいという意識があったものですから
 利益はあまり追求しておりません。まだ社員も少ないですし。 ただ、名曲を生み出した
 作者様に支払われて当然の対価が与えられていないとは常々考えておりました。
 起業したのも、個人レベルでは難しいやり取りをする為に株式会社化致しました。
 故に、他レーベル様よりも、権利者様のマージンを第一優先しているつもりではあります。

・会社方針 及び将来展望
 あまり言うとまた反感を買いそうですが、ボーカロイドもムーブメントの一つであります。
 で、ボーカロイドを用いて作った作品をCD化したい、と思ってらっしゃる方は、
 上でも書きました通り私もボーカロイドのファンでありますので応援致します。是非ご相談下さい。
 ただし、ボーカロイド使いのアーティストがなかなかメジャーで活動していけるものではありません。
 私は、ボーカロイドのブームにより、眠っていた才能を発掘できる時代が来たと思っております。
 ですので、将来誰かとユニットを組みたい、コンポーザーになりたい、 音楽プロデューサーになりたい、
 という方を優先的に応援していきたいと思っております。
 中田ヤスタカ様のような存在を作り上げたいですね。もちろん、バンド様も大歓迎でございます。
 Webを用いたレコーディングなども今後、実験的にやりたいと、視野に入れております。
 要はWebセッションなどが今、行われている中での本格的レコーディングです。

 で、将来、メジャーレーベル様に自分を売り込みたい、と思われるなら弊社での実績を元に
 売り込んで頂いて結構です。その1ステップに弊社を用いていただいて全く構いません。
 特に囲い込んで、ウチから出ていくな、という制限は致しません。
 私もこのムーブメントの中で、弊社からアーティストの卵を育てるのが目的ですので。
 (他に弊社を音楽事務所として所属し続けていただく、アーティスト契約、という契約の形もあります。)
 そして、特にバンド様などはメジャーデビューする事をデメリットと感じる方も多いでしょうから、
 ずっと弊社でインディーズ活動を続けていただいても構いません。最大限に応援させて頂きます。

 私としても、現在音楽プロデューサーとしてまだまだ修業中の身でありますので、精進致します。
 将来的には弊社に関わってきた方々と一緒に、Groove note ワールドを作ってライブイベントとなり、
 クラブイベントなり、 フェスなりを行い、来て頂いた方々に、感動を与えられる「エンターテイメント」
 を作り上げたい。まずはそんな小さな夢を抱いております。ツアーなんかもやりたいですね。
 そしてそれが、音楽業界の発展に繋がれば・・・この始まったばかりの小さなレコード会社が、
 どこまで音楽業界に影響を与えられるか、是非温かい目で見守っていただけると幸いです。
 将来的には、あのApple様も音楽事業に手を出し始めたくらいですら、
 ワールドワイドな活動を夢見て、世界中に良い音楽を届けたいと思っております。

本当に音楽を心から愛しているユーザーの皆様へ・・・
ご理解、ご支援のほど、よろしくお願い致します。

 「Groove note」
グルーヴ・ノート株式会社
                                         代表取締役 谷 康隆

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